記録を残すことの大切さ
自分の先祖が何をしていたのか知りたくなって、いろいろ文献を探しました。
そこで行きついたのが国立国会図書館です。私の場合、ひいおじいさん(曽祖父)が生きていた時代は、明治・大正・昭和初期です。
そのときに一生懸命に地域社会のために貢献されていても、100年後誰も知りません。でも国立国会図書館のある市史の中に、ひいおじいさんの兄が活躍していた様子が記載されていました。あらためて先祖が頑張って生きてきたことに尊敬の念を持つと同時に、それを記録として残してくれた方にも感謝の気持ちが湧いてきました。
まさかご先祖様も100年後に子孫が国立国会図書館でそのことを探しているとは想像しなかったでしょう。
でも、日本の歴史を後世に伝えることは、自分たちのご先祖様のことを知ることにもなりますし、それは先祖供養にもなるはずです。
私は、インターネットの情報は便利ですが、長く後世にのこしていくためには、書籍という形が必要だと感じています。
ちなみに私のご先祖様は昭和2年にある県の高等女子学校の設立に貢献した町議会議員で、そのことが表彰されたという記載が市史に載っていました。よく見つけられたと今考えると奇跡のようですが、きっとご先祖様が「ここに書かれているよ」と導いてくださったのかもしれません。